今年のノーベル賞を受賞した大隅さん。
インタビューの中で「はっ」としたので、備忘録代わりに。
若い人は「自分がなにに興味があるのか」をよく考えてほしい
自分が考える前にスマホやタブレットを開けばいろんな情報が飛び込んで来る時代。
本当に自分が好きなものや興味があるものがわかりにくくなっている気がします。
子供にも勉強しなくていいから、自分が何かをしたら楽しいかを確認しなさいと言っています。
なんで?」ということを大事にする子供が増えてくれたら
これ、親は面倒ですよね(笑
わたしもついつい「だから〜」ってそっけなく言うと、
そー言う時は主人が結構助けてくれます。
「それはね◯◯◯◯だよ」 「ふーん」
会話はそれだけですが、なんで?という気持ちを折ってはダメですよね。
以下に引用する大隅さんの言葉を心に刻みます。
大隅 ええ。そういうことです。私は「役に立つ」という言葉はとても社会をダメにしていると思っています。それで「役に立つ」って、数年後に企業化できることと同義語みたいにして使われる「役に立つ」って言葉は、私はとっても問題があると思っています。本当に役に立つことは10年後かも20年後かもしれないし、実をいうと100年後かもしれない。そういうなにか、社会が将来を見据えて、科学を1つの文化として認めてくれるような社会にならないかなということを強く願っています。
自分たちが生きてる間に役には立つかわからなくても好きなことをやる。
100年後役になったのはタダの結果。
おばあちゃんのアドバイスは流す
おばあちゃんはとっても優しい人ですが、常識の塊のような方です。
要不要に限らず、体面、人からどう思われるかをちょいちょい注意されますが、わたしはスルー。
お酒を飲んだあとに孫らに
「人に役に立つ職業についてね〜、公務員とかいいよね」とよく言います。
わたしはあとで、「あれはおばあちゃんの願望だから、忘れなさい」と言ってました。
ちょっと心苦しいのですが、
おばあちゃんは良かれと思っていても、人の役に立つことや公務員はおばあちゃんからみたいい仕事であって、その人にとってどうかはわかりません。身近な大人のことって結構子供に届いてしまうので要注意です。
そんなとき、大隅さんのインタビューがNHKでも流れて、
これはチャンス!!!!と思って一緒に上のインタビューを聞きました。
※わたしは事前にインタビューの内容を知っていました。
ノーベル賞をとったすごい人の話を常識人のお母さんは絶対否定しないからです。
このインタビューを聞いたあとおばあちゃんは「そんなもんかねぇ」と言ってましたが、
確かに、大昔の化学や仮定が時間を経て役に立つことがあるものね〜
その当時はわからなくても。。。とどうにかそこまでわかってくれました。
おばあちゃんと一緒にいる時間が長いので、
おばあちゃんのこれが大体正しい・・・!の常識を刷り込まれるのが怖いんです。
常識を疑え、概念を揺らせ!
凝り固まったわたしの頭は信じたものを疑ったり、概念から脱出するのに時間がかかります。
子供は純粋なので洗脳も簡単です。
子どもたち同士でも簡単に洗脳されてきます。
そこを親がいかに洗脳を解除して、自分自身の選択を出来るように導けるか。。。
人の役に立つことをしてほしい・・・。
これは聞こえはいいが、完全に家族のエゴです。
危ない、危ない。刷り込みやすいですよね。
本当は漫画家になりたいのに、
「漫画家?」そんなのなれるわけないでしょ。。。あんなのは才能がある人がなるのよ。。
漫画家にはなれなくても、好きなことを突き詰めていく癖をつけたほうが幸せになる近道なのかなって思います。
かくいうわたしは、何が好きかさえもうわからなくなっているので
子供の好き・嫌いの感覚はとても大切にしています。
しばらく音楽から離れていた時期もありましたが、
やっぱり音楽好きだってって感覚を取り戻した時、とっても幸せでした。
子供はとても純粋です。
好きなモノを仕事にしないほうがいい。。のではなくて、
好きなものをして生きる(仕事)しかないって思ってくれたら、
そんなものに出会ってくれたら親としてこんな喜びはないです。
わたしもまだ、旅の途中です。
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